2013年8月1日

県民公開講座「いのちと空間~金沢らしいマギーの実現に向けて~」_130818

県民公開講座「いのちと空間~金沢らしいマギーの実現に向けて~」
日時:2013年8月18日(日)
   開場13:00 開演13:30 終演16:10
場所:金沢21世紀美術館 シアター21
   入場無料 定員150名

◆マギーズセンターの紹介
 牧野智恵 氏(石川県立看護大学)
◆シンポジウム ーいのちと空間ー
「患者体験から考えるいのち」 岸本葉子 氏(エッセイスト)
「みんなの家」 妹島和世 氏(SANAA 妹島和世建築設計事務所)
「金沢における3つの建築と景観への想い」 山出保 氏(前金沢市長)

お申込み(申込締切:8月6日)※8/6以降も受け付けております。
FAX(076-242-0647)またはMAIL(gmkk2013@gmail.com)まで、
氏名・職種・TEL・メールアドレスをご記入のうえ送信願います。

主催:がんとむきあう会 http://gmk2013.exblog.jp/
※このシンポジウムは平成25年度石川県高度専門医療人材養成支援事業の一環で行います

8月18日(日)金沢21世紀美術館・シアター21において、「がんとむきあう会」主催によるシンポジウムが開催されます。テーマは「いのちと空間~金沢らしいマギーの実現に向けて~」 です。エッセイストの岸本葉子さん(がん患者の立場から)、建築家の妹島和世さん、前金沢市長の山出保さんにお越しいただきお話を伺った後、全体まとめの時間をとって議論を行なう予定になっています。

イギリスのマギーズセンターは、がん患者を受けとめる「家」。
がん患者やその家族・友人らが利用できる施設で、治療を行なう施設ではなく「こころのケア」が中心となります。専門スタッフは滞在しますが、制服ではなく普段着で訪問者を出迎えます。受付もありません。施設の中には大きなキッチンとダイニングがあり、一緒にごはんを作って食事をしたり、他の来館者と一緒にお茶をして話をすることができます。時には一人で泣ける場所もあるそうです。
参考)マギーズセンターウェブサイト: http://www.maggiescentres.org/

コミュニティデザイナーの山崎亮さんが書かれている文章がとても分かり易く、僕が初めての方へ説明させていただく際にはいつも引用させていただいています。是非リンク先をご一読ください。
参考)http://www.kajima.co.jp/news/digest/jul_2011/safesave/index-j.html

イギリスのマギーズセンターは、地域住民や企業の寄付によって建設・運営されており、訪問者は無料で施設を利用できます。日本とは文化が違うのでそれほどの寄付を募ることは難しいかも知れませんが、同じ精神を持った施設を金沢につくりたいと集まったメンバーでこの度のシンポジウムを企画しています。

イギリスで設計にあたった建築家は、レム・コールハース、フランク・ゲーリー、ザハ・ハディドらの著名建築家が無償で設計を行なっており、マギーのコンセプトの中には建築とランドスケープが一体となった癒しの空間が必要だと組み込まれています。建築やランドスケープに関しても上質のものを目指しているということで、JIA石川地域会にシンポジウムの後援を依頼させていただき、快く後援を許諾していただきました。

本来的には医療関係者とか、建築関係者とか、垣根の必要ない部類の話題かと思いますが、建築関係者の中からも、このような動きに興味を持っていただける人が増えるととても嬉しいです。是非ご参加ください。


参考URL)
がんとむきあう会@オフィシャルブログ
県民公開講座「いのちと空間~金沢らしいマギーの実現に向けて~」facebook イベントページ


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