2010年8月15日

h006: KSH-house オープンハウス 100816も開催。

田上本町の住宅・オープンハウスが無事終了しました。

お盆の最中、週末にもかかわらず大勢の方にご来場いただき、大変ありがとうございました。
みなさまの反応がとてもよく、また、本日いらっしゃったクライアントがとても喜んでいらっしゃったのが
もの凄く印象的でした。

お盆で帰省していて見学できなかった、もしくは帰省が間に合わなかったという方が何人かいらっしゃったので、
週明けの月曜日、8月16日の10:00〜14:00にかけて追加内覧会を行いたいと考えています。
準備の都合もありますので、見学希望の方はご一報いただければ有り難いです。

※見学をご希望される方は info@yoshimura-archi.com(@を半角に変更してください)までご連絡ください。


ゆるやかに繋がる心地よい空間を、この機会に是非ご体感ください。


 

2010年8月13日

h006: KSH-house オープンハウス

田上本町の住宅・オープンハウスの様子。

大変嬉しいことに日中は来場者が途切れることがなく、会場の様子を撮影することができませんでした。
初日終了後に少し写真を撮りましたので、何点かお見せしたいと思います。
ちなみに、写真に写っている家具は、建築家カタログでも大変お世話になっている山岸製作所さんから
レンタルさせていただいた家具です。とても素敵な家具ですよね。

本日も10時から、終了時刻は18時を超えても大丈夫です。
昼間の様子、少し日が落ちてからの様子など、体感していただければ幸いです。


 

2010年8月6日

h006: KSH-house オープンハウスのお知らせ

田上本町の住宅・オープンハウスのお知らせ。

2008年より金沢市田上本町にて計画を進めていた住宅が完成いたします。
クライアントのご厚意により、内覧会を開催させていただくことになりました。

細長い敷地形状や方位、駐車場の位置(接道レベル)など、さまざまな条件から導かれた
平面を持ち、室内で16.7mの長さを体験できる住宅です。隣地に家が建っても日照を確保
できるように設けた中庭に押し出されるように、住宅の一部がくびれています。
内部空間はほぼ間仕切りが無く、異なる5つの床レベルが連続する空間で、平面的な
くびれとともに、それぞれの領域を緩やかに分割し定義づけています。

この機会にぜひご体感いただければと思います。
みなさまのご来場をお待ちしています。

【日時】2010年8月13日(金)〜14日(土)AM10:00〜PM5:00
【会場】石川県金沢市田上本町(別添の地図をご参照ください)
【用途】専用住宅、構造:木造2階軸組工法
【施工】㈱木建・モッケン
【主催】設計監理:吉村寿博建築設計事務所
    Office Collabo ㈱オフィスコラボ http://www.o-collabo.com
【お問い合わせ】吉村 090-9768-8310

※見学をご希望される方は info@yoshimura-archi.com(@を半角に変更してください)までご連絡ください。
※住宅の詳細はこのブログの過去記事にてご覧いただけます。


 

2010年6月16日

建築家Catalogue: リレートークショー

建築家Catalogue: リレートークショーのお知らせです。

今年度のリレートークショーは、年間テーマとして
「建築家と考えるこれからの家づくり」と題して開催することになりました。

施主さんとともに家づくりについて考えるいろいろな話は勿論のこと、
設計料や工事金額を含めたお金にまつわる話や、建築家と進める仕事の手順などを含め、
建築家の考え方、建築家の仕事を知ってもらいたい、という目的があります。
先日のブログにも少し書きましたが、まだまだ誤解が多い現状。
我々からの情報発信が足りないのが原因なのかもしれませんが。。。

さて、次回トークショーに関して、
昨年好評だった「里山の住宅」を発展させて話し合いたいと考えています
「里山の住まい」とは何なのか?
「街中の住まい」とは何なのか?
 コミュニティとは何なのか?
現在我々が直面している現代住宅において、里山の時代と何が同じで何が違うのか?
いろいろな視点で話し合いたいと思います。
そこにはきっと、昔から受け継がれているよいことがあるはずです。

また、立地条件によっても住まいの考え方は変わってきます。
里山のような田舎の住まい、地方都市の街中の住まい、または過密都市東京に建つ住まいなど、
その敷地の条件は、住まいの計画に大きな影響を及ぼします。

いろいろなケースの中で建築家がどのように考えているのか?
来場者の方とともに、語り合いたいと思います。
みなさん是非ご参加ください。会場でお待ちしています。


■建築家と考えるこれからの家づくり「里山の住まい・街中の住まい」
日時:2010年6月26日(土)14:00-16:00
会場:山岸製作所 ヤマギシショールーム(フライヤーの地図をご覧ください)
参加建築家:木田智滋・中出喜美男・松本大・吉村寿博
※参加費無料・事前申込み不要です。お気軽にお越しください。


【建築家Catalogue】
【建築家Catalogueのブログ】


 

2010年6月15日

h005: FKR-house オープンハウス 終了のご報告

かほく市の住宅・オープンハウスが無事終了しました。

正確な人数は把握出来ていませんが、週末の二日間でおよそ100名近くの方にご来場
いただきました。遠方にも関わらず大勢の方にお越しいただき大変感謝しています。

お越しいただいた方の入った写真を撮る暇がなかったので、今回の写真はオフィスコラボ
山崎さんから写真データをいただきました。山崎さんにも二日間大変お世話になりました。


きちんとご紹介していなかったかも知れませんが、オフィスコラボさんはマッチングサービスを行う会社です。
家づくりを考えている方と建築家をお見合いさせる、仲人のような存在です。
今回の施主さんとは、オフィスコラボさんとのご縁で知り合うことができました。

・敷居が高そうだから相手にしてもらえないのではないか?
・建築家(設計事務所)に仕事を頼むと設計料もかかるし工事金額も高くなるのではないか?
・建築家の作品になってしまい要望が聞き入れられないのではないか?

など、建築家にまつわる誤解はとても多く、いつまでたっても我々の仕事はきちんと認知されていない
のではないか、と感じることがあります。オフィスコラボさんはその誤解を解いてくれる会社のひとつであり、
建築家へのアプローチを容易にしてくれる存在でもあります。

オープンハウスにお越しいただいた方なら理解していただけると思いますが、
施主さんの要望を120%満たした住宅になっていると自負しています。(会場でも120%と言って笑われました)
施主さんの考え方もそれぞれ異なるので毎回違ったアプローチになりますが、
好みや要望をいかに引き出し提案に盛り込んでいくか、ということが建築家の仕事になります。
お互いの考え方を知る上で時間も必要になるので、そんなに直ぐに計画ができあがる訳ではありません。
でも、時間をかけただけの価値があるものには仕上がっていると思います。
物件ごとに真剣勝負。常に挑戦の連続です。

オープンハウスの話題から随分それてしまいましたが、
施主さんの満足そうな表情を見て、こちらも幸せになり、ホッとしました。
住宅は生活の基盤であり、精神的な部分も支えるとても重要な存在です。
これからも幸せな家族を支えるお手伝いが出来ればいいなと思っています。

※竣工写真は家具が揃ってから、7月後半頃撮影を行う予定です。
 準備が整い次第公開予定です。お楽しみに!


【Office Collabo ㈱オフィスコラボ】


 

2010年6月9日

h005: FKR-house オープンハウスのお知らせ。続報。

かほく市の住宅・オープンハウスのお知らせ。続報です。

資料をまとめたので掲載しておきます。
お越しいただく際の参考にしてください。



 

2010年6月8日

h006: KSH-house 建方

田上本町の住宅・現場レポートです。
本日、建て方が行われました。
旦那さんは会社を休んで一日現場に張り付いていました。
棟梁含め6人の大工さん、レッカーの運転手さん、現場監督さんの計8名が参加。
昼食にはKさんご夫妻と僕を含めた合計11名で、近くの焼き肉屋さんにお出かけです。
この昼食はKさんがみなさんに振る舞ってくださる食事で、労いの気持ちの現れです。
職人さんは皆さん明るい方ばかりで、Kさんはとても喜んでいらっしゃいました。

僕は、軸組(骨組み)の状態を見るのが好きです。
空間の構成や力学的な力の流れ方がよく分かり、いつまで見ていても飽きません。
屋根も下地板を張らない状態の方がリズミカルで美しいと感じます。

夕方には、近くの幼稚園に通っている娘さんも合流です。
元気一杯で空き地を走り回っていました。笑。

この住宅、長手方向はとても長いですが、短手方向からはとても控えめに見えます。
敷地形状から導かれた建物の形ですが、間仕切り壁のない伸びやかな空間は
とても気持ちいいと思います。
地区計画により敷地境界線より1mセットバックし、屋根勾配も2寸勾配以上と
決められています。いろいろな制約のある中、駐車スペースを除いてほぼ敷地一杯に
建物が建っている状態です。周りが建て込んでいないので、あまりそんな風には見えませんが。。

一日の最後には、屋根の下地板まで張り付けて終わりになります。
ここまでくると、かなり住宅の様相です。(おかしな日本語ですね。笑)
昨日の下準備がかなり効いていて、夕方5時頃には予定していたところまで終了することが出来ました。

屋根の板金、サッシ取り付け、外壁張りなど、どんどん作業は進む予定です。
次回現場レポートをお楽しみに!


 

h005: FKR-house オープンハウスのお知らせ

かほく市の住宅・オープンハウスのお知らせです。
かほく市にて計画を進めていた住宅が完成いたします。
クライアントのご厚意により、内覧会を開催させていただくことになりました。

L字型平面を持つ住宅で、生活空間は前面道路からの引きを確保し家族のプライバシーを守ります。
1階は温水式床暖房を備えた白いタイル張りの床とし、スタイリッシュな生活の場となります。
2階はご趣味の音楽を演奏する防音室を含む個室群となっています。
比較的要求室数の多い住宅ですが、建主様のご要望を満たしながらも、全体のバランスを熟慮した
シンプルでモダンなデザインの住宅となっています。

この機会にぜひご体感いただければと思います。
みなさまのご来場をお待ちしています。

■主催:㈱オフィスコラボ・吉村寿博建築設計事務所
■会場:石川県かほく市(詳細はお問い合わせください)
■日時:2010年6月12日(土)〜13(日)AM10:00〜PM5:00
■用途:専用住宅、構造 :木造2階軸組工法
■施工:㈱木建・モッケン
■設計監理:吉村寿博建築設計事務所

□Office Collabo ㈱オフィスコラボ
 http://blog.o-collabo.com

□吉村寿博建築設計事務所
 http://www.yoshimura-archi.com

※見学をご希望される方は info@yoshimura-archi.com(@を半角に変更してください)までご連絡ください。
※住宅の詳細はこのブログの過去記事にてご覧いただけます。


 

2010年6月7日

h006: KSH-house 建方準備

田上本町の住宅・現場レポートです。
いよいよ明日は建方です。
今回の住宅は軸組がやや複雑なため、事前に人力である程度のところまで組んでおきます。
そうすれば明日の建て方がスムースに運ぶという訳です。

人が作業している奥の場所が、+700の一段上がった部分です。
今回の住宅は間仕切り壁が通常の住宅に比べてかなり少なくなっていて、軸組と床の部分が出来れば
空間の大きさが把握出来るようになってくると思います。大きな吹抜けもあり、ダイナミックな空間構成です。

今までは打合せの中で、このくらいの広さの部屋、と伝えるのが非常に困難だったのですが、
いよいよ空間のボリュームをお客さんが体感出来るようになるのでとても楽しみです。

棟梁は雨男。現場監督さんは晴男。らしいのですが、明日の軍配はどちらにあがるでしょうか?
建て方日和になることを期待しています。


※構造見学をご希望される方は info@yoshimura-archi.com(@を半角に変更してください)までご連絡ください。
※住宅の詳細 はこのブログの過去記事にてご覧いただけます。


 

2010年6月2日

スイス旅行。

事後報告になりますが、5/25-6/1までスイス(+周辺国)に行ってきました。
一番の目的はSANAA設計のロレックス・ラーニングセンター見学会に参加すること。
スイス連邦工科大学の図書館・オフィス・レストランなどからなる学習センターです。
http://www.rolexlearningcenter.ch

ほかに、Herzog & de Meuron の VitraHaus や、Peter Zumthor のスパや教会も見学してきました。
初レンタカーの旅になるので、小さな不安と大きな期待を抱いての出発です。
http://www.vitra.com/en-gb/campus/vitrahaus
http://www.hhstyle.com/cgi-bin/omc?port=33311&sid=U1275528334HA9XCG3BJ&req=IPRODUCT&code=ftr_vitrahaus
http://www.therme-vals.ch/en

たくさん写真を撮ってきたので、備忘録も兼ねて近々アップしたいと思います。
お楽しみに!


 

2010年5月16日

h004: MYB-house 外構工事

金沢市高尾台の住宅・現場レポートです。
昨年3月に竣工した住宅の前庭に、たくさんの種類の植物を植える外構工事が行われました。
植物やシンボルツリーの生育を考慮し、今年の春に工事を行う予定で打合せを重ねてきました。
今回外構デザインをお願いしたのは、橋本建築造園設計の中村彩さんです。
中村さんのパートナーの橋本くんとも交流があり、お二人とは親しくさせていただいています。
お客様の奥さまも中村彩さんの仕事をご存知で、ご紹介してすぐに気に入っていただけました。

一時的な駐車に耐えるよう、一部にはかなり分厚いコンクリート平板が敷かれています。
僕からの竣工祝いとなるノルウェーカエデがシンボルツリーとなり、周囲にはたくさんの種類の
下草が植えられます。いろいろな形の植物や小さなお花たちが、いろいろな季節に楽しめるよう
計画されています。僕にはとても真似が出来ないような繊細な計画です。

植物が育つのには3年ほどはかかるそうですが、長い目でじっくりと見守っていきたい
と思っています。それでは作業風景のスナップを。

上の写真ですが、まずは下草の植え方のレクチャー。
旦那さんと奥さんが、中村彩さんの説明を聞いています。

午前中に彩さんが植物の位置を決めてくれました。
Mさん夫妻と一緒に、4人で植物を植えていきます。
もとい、お子さんの咲ちゃんも手伝ってくれたのでした。
好奇心旺盛な年頃なのか、いろんな会話の中で「なんで?」と聞いてきました(笑)。
奥さんは「なんで攻撃が始まった!」と笑っていらっしゃいました(笑)。


一通り植栽が終わった状態です。
シンボルツリーのノルウェーカエデは、、、まだありません。。。
本当は昨日先に植える予定だったのですが、元気の無い樹が届いてしまったようで、
急遽別ルートで元気なノルウェーカエデを手配することになったのです。
後日、改めてノルウェーカエデを植樹することになりますが、下草を避けながらの植樹は
神経を遣いそうです。大変な作業になりますが、よろしくお願いしますね。


紫色のちいさな可愛らしいお花です。
建物際に植わっています。

今回の工事に合わせて、駐車スペースの奥の庭にもオリーブの生垣を計画してもらいました。
植物が入ると、それまで無機質だった住宅が色を帯びてくるようです。
とてもいい雰囲気になりました。


また、和室の下窓から見える部分にも植物を配置しました。
横に広がる青白い葉っぱで、とても爽やかな清涼感を感じられそうです。


下草を植え終わったら、地面の表層に黒い土を撒いていきます。
コテで綺麗に表面をならしたら、最後にお水をたっぷりとやります。
たっぷりとお水を撒くのは今回だけだそうですが、ひとつひとつ締め固めながら
丁寧に水を撒いていきます。

13時半過ぎから始めて、大体6時頃に作業が終了しました。
普段身体を動かすことがないので、明日は身体が痛くなっているような気がします。
心地よい疲労感とともにお家を後にしました。
まだノルウェーカエデが残っていますが、お庭が完成していくのが非常に楽しみです!
みなさん、お疲れさまでした。


【橋本建築造園設計】


 

h006: KSH-house 建物位置確認

田上本町の住宅・現場レポートです。
快晴の天気のもと、いよいよ工事が始まりました。
敷地は金沢市田上本町。朝霧大橋の近く、とても自然豊かな場所です。

この地域は地区計画で敷地境界線から1mセットバックと決められており、
細長い敷地目一杯使って計画した為に、かなりギリギリの建物配置となっています。
地盤調査の結果より検討しベタ基礎にて工事を行いますが、基礎下のレベルに捨てコン
を打設してきちんと墨出しし、セットバック距離を確認することにしました。
建物を建ててからはみ出していた。。ではシャレになりませんのでとても重要な作業です。


測量した座標をもとに敷地図をおこし、建物位置を計画していたのですが、
実際に現場に位置を落とし込んでみると、いろいろな誤差が重なりなかなか図面通りとはいきません。
敷地境界線上にある擁壁が垂直に立っていなかったり、計測ポイントによっても数値は異なってきます。
かなりギリギリの数字となりましたが、無事建物位置を確定することができました。
この作業はお客さんも一緒に立ち会ってもらい、建物位置確認を含め全体の流れを理解していただきました。

最後にお客さんが「あれ何ですかね?」というので振り返ってみると、
敷地境界のすぐ外側に一羽のキジがいました。
我々の様子を見守っていたようです(笑)。
最後に「ケン、ケン」と鳴きながら飛び去っていきました。
近くに公園もあるし、この場所はのどかないい場所ですね。

進行に合わせて、また現場レポートをお届けしたいと思います。
お楽しみに!


 

2010年5月11日

h005: FKR-house 外部足場が外れました

かほく市の住宅・現場レポートです。
先日、建物の外部を覆っていた足場が外れ、住宅の全貌が見られるようになりました。
ほぼイメージ通りの外観です。リビングの大きな窓の手前には、これから目隠しルーバーが設置されます。

今回は外壁材料にガルバリウム鋼板を使用しています。
目地無しスパンドレルという工法で、目地の部分に凹凸が無く、壁面が綺麗に見える工法です。
ガルバリウム鋼板を使用した仕上としては、最もグレードの高い工法のひとつと言えます。
大変腕のいい職人さんに入っていただいたおかげで、とても綺麗に外壁が仕上がりました。

足場が外れる時は、イメージ通りに仕上がっているかいつもドキドキしますが、
とても待ち遠しい日でもあります。
お客さんも大変気に入っていただけたようで大変嬉しいです!


 

2010年5月10日

h005: FKR-house LDK床タイル張り

かほく市の住宅・現場レポートです。
いよいよ1階LDKの床タイル張りが始まりました。
床タイルの下には、加熱温水式の床暖房が入っています。
タイルと床暖房の組み合わせはとても相性がいいです。
夏はヒンヤリ、冬はポカポカ。とても気持ちがいいです。


タイル張りは、まずは右側(階段側)の半分を張り先に乾燥させます。
階段側を先に施工するのは2階への職人さんのルートを確保するためですが、
工程の先を読んで手配しないと効率的に作業が進みません。
この住宅を施工してくれている木建(モッケン)の木下さんは非常に段取り上手で
あっという間に工事が進んでいきます。目が離せなくて少々焦ることもありますが。。。

奥に見えるのはキッチンとレンジフードカバーです。
生活感が露になるのを避けるため、手元が見えないようキッチン自体を
高さ1.2mの間仕切りで囲っています。レンジフードも同じ素材で囲います。
一番奥の面には造り付けの食器棚とカウンター、冷蔵庫が置かれますが、
壁一面の折戸でカバーされて普段は何も見えない状態になります。
この辺りもどんな仕上がりになるのか楽しみな部分です。



 

2010年4月1日

AnT: 5人の地元建築家によるトークショー

富山で活躍する友人・水野行偉くんに誘われて、AnT(アント)というグループに
参加することになりました。AnTとは、Architects-network, TOYAMA の略称で、
お互いに刺激を受け合いながら切磋琢磨する場として機能することを意図しています。
時には自分たちの勉強会として、時には一般の方と一緒に建築・住まいについて考える
ことにより、自分自身を向上させることができる場になると期待しています。

参加メンバーは、青山善嗣濱田修水野敦水野行偉熊谷猛横山天心山田哲也
吉村寿博(金沢)の8人。谷重義行(金沢)の参加も決定しており、当面は9人のメンバー
で活動していくことになります。AnTとしてのイベントではないのですが、AnTプレイベント
として、メンバーの水野行偉くんが開催する個展のイベントのひとつとしてトークショーを
行うことになりました。
  イベント 04 4月25(日)16:00〜19:00 「地元建築家が語り合う!住いのいろいろな話」 
  参加建築家:青山善嗣・濱田修・水野敦・横山天心・吉村寿博(金沢)・司会:水野行偉

各自2つの住宅作品を持ち寄り、作品紹介をしながら議論を行うことによりさまざまな
話題に触れたいと考えています。会場のみなさまからの質問も大歓迎。
18:00〜フリートーク・タイムとして、ざっくばらんにお話し出来ればと思っています。

水野行偉くんの個展は、彼が富山に戻って独立後5年間の作品をまとめた集大成となっています。
10の住宅を模型や写真などにより展示しています。彼の考え方がよくわかる個展になると思います。
みなさま、是非ご覧になってください。


【10住宅空間 水野行偉ケンチク展2010 住人十色、住いのカタチ】
2010.4.16.fri - 4.27.tue  open. 11:00 - 19:00
会場:高岡駅地下 芸文ギャラリー
富山県高岡市下関町6−1ステーションビル地下街

 

2010年3月29日

h005: FKR-house 上棟

かほく市の住宅・現場レポートです。
先日、3/25木に建前が行われました。いわゆる上棟です。残念ながら僕は横浜へ出張していた為
参加出来ませんでしたが、後日現場へ行って、いろいろなことを確認してきました。

寒い日が続いたため、風よけを兼ねて透湿防水シートが張られています。
現場をお任せしている棟梁は、過去に羽咋のイタリアンレストラン・アリエッタ、
米泉の内科医院改装の時にも大変お世話になった方です。
とても寒がりらしい(笑)ですが、お酒も飲まない、真面目な、お茶目な棟梁さんです。


上の写真は、1階LDKの長手方向の写真です。
奥の面がキッチンの食器棚等のスペースになります。
左側の大きな開口が道路に面しています。
この窓の外側には、外部からの視線を遮るよう外部ルーバーが設置されます。
階高は標準的な3mですが、天井が張られていない状態だと、とても伸びやかで開放感があって
すごく気持ちがいいです。間仕切り壁がまだないため横方向の広がりもあります。


上の写真は2階の写真です。2階は寝室や子供室などの個室郡となっているため
間仕切り壁が比較的多くなってきます。
1階の写真の時にも書きましたが、間仕切り壁が立っていない状態は本当に魅力的です。
この写真では外壁面に透湿防水シートが張られているため、まるで光を透過する外壁材で
仕上げられているように見えます。柔らかな光に満たされつつ、林立する柱や間柱で
ゆるやかに仕切られた空間に、とても魅力的な可能性を感じました。
新しいインスピレーションが湧いてくる瞬間でもあります。


写真に写っているのがこの現場の棟梁さんと木建の現場監督さんです。
大変お世話になっています。

ついに上棟を終え、今後の進行が楽しみになってきました。
また機会をみて現場レポートをアップしたいと思います。
お楽しみに!


 

SANAA:プリツカー賞 受賞!

本日未明、SANAAから一通のe-mailが届いていました。

珍しく妹島さん・西沢さんからのメールで、OBに宛てたものでした。
その内容は「プリツカー受賞」のご報告でした。
受賞されたことは勿論大変嬉しかったのですが、それを我々OBに
いち早く知らせてくれたことに、とても喜びを感じました。

建築に対する真摯な態度に感銘を受けて、事務所の扉をたたいてから
はや15年の月日が流れました。今も昔も、妹島さん・西沢さんの
建築に対する態度は全く変わりません。あれだけの立場にありながら
慢心が無いというのは本当に凄いことです。
本当に本当に、見習うべき点が多いです。

最近、
もっと自分に厳しく!頑張らねば!と思うことが多かったのですが、
その想いにさらにとどめを刺すような出来事でした。

もう少しで新しい年度が始まります。
自分自身の飛躍の年となるよう頑張りたいと思います!


【プリツカー賞】
【「建築界のノーベル賞」に妹島氏と西沢氏、日本人4度目(Reuters)】
【米・プリツカー賞:「建築のノーベル賞」に妹島さん、西沢さん 共同作業に評価(毎日新聞)】
【米プリツカー賞:妹島さん「うれしい」、西沢さん「光栄」(毎日新聞)】
【米プリツカー賞:妹島、西沢氏受賞 建築界のノーベル賞(毎日新聞)】
【妹島、西沢両氏にプリツカー賞=建築界の権威、日本人4度目(時事通信)】
【建築界のノーベル賞 21世紀美も「誇り」(朝日新聞)】
【「建築界のノーベル賞」に妹島氏と西沢氏(日テレNEWS24)】
【建築界のノーベル賞「プリツカー賞」に日本人建築家デュオ(AFPBB News)】

 

2010年2月13日

h005: FKR-house 地鎮祭

かほく市に建設予定の住宅がいよいよ着工します。
本日、無事地鎮祭が執り行われました。
ハウスメーカーさんの住宅が建ち並ぶ一角に建設されます。
どのようにこの住宅が立ち現れるか、今から楽しみです!