2013年8月17日

insideout -石川県インテリアデザイン協会展 2013(配布パンフ)

insideout -石川県インテリアデザイン協会展 2013

inside out 展覧会概要

石川県インテリアデザイン協会は、協会員の作品紹介を題材に新しい展示スペースの創出を提案します。
本展覧会のタイトル「 inside out 」は「裏返しにしたり、引っくり返したり」という意味があります。聞き
慣れた言葉の組み合わせでありながら、同時に使うことでその中に複雑さを孕む多様性を併せ持つ言葉であ
り、既成概念にとらわれない展示を目指す我々にとって、とても相応しい言葉だと感じました。
展示室は県産材(能登ヒバや杉の間伐材など)を使用した約1間サイズの木フレームが並べられ、出展者は
この木フレームをヒントに展示を展開してゆきます。目で見たり手で触れたりすることで素材感を感じられ
ると同時に、素材の香りを感じられるような演出を施し、展示空間と産地の森を繋ぐような、展示室の枠を
飛び越えた展示を目指しました。また、各木フレームの展示は、協会員または協力者とのコラボレーション
展示となります。県産材の木フレームという環境に対し、複数のクリエイターがどのような化学反応を見せ
るか? これも今回の展覧会の見所のひとつです。新たな作品を創出する過程は、きっとこの先の未来へ
と繋がるメッセージとなることでしょう。

insideout -石川県インテリアデザイン協会展 2013
会場:しいのき迎賓館 ギャラリーA・B
時間:10:00-18:00(最終日のみ-15:00)
主催:石川県インテリアデザイン協会
共催:しいのき迎賓館
後援:(公財)石川県デザインセンター 金沢クラフトビジネス創造機構 北國新聞社 北陸放送(順不同)

展示会場にて配布しているパンフレットです。
各木フレームの展示コンセプト文等が載っています。






  

2013年8月10日

insideout -石川県インテリアデザイン協会展 2013

多様なジャンルのクリエイターが提案
展示空間・森・人を繋ぐ新たな探求

作家や建築家、デザイナーなど多様なクリエイターが参加し、
タイトルの「inside out」と県産材の木フレームをヒントに
新たなコラボレーション展示の可能性を探りました。森の香りに包まれ、
展示空間の枠を超えた展示を体感してみてください。


insideout -石川県インテリアデザイン協会展 2013
会場:しいのき迎賓館 ギャラリーA・B
時間:10:00-18:00(最終日のみ-15:00)
主催:石川県インテリアデザイン協会
共催:しいのき迎賓館
後援:(公財)石川県デザインセンター 金沢クラフトビジネス創造機構 北國新聞社 北陸放送(順不同)

吉村寿博が所属する石川県インテリアデザイン協会の協会展が開催されます。
展覧会実行委員として展示室の会場構成を担当しています。
展示概要が記載されていますので、しいのき迎賓館のイベントスケジュールもご覧ください。


参考URL)
石川県インテリアデザイン協会のウェブサイト



  

2013年8月1日

「マギーズセンター」とは?

そもそも「マギーズセンター」って何ですか?
最初に説明が必要だったかも知れませんね。
イギリス各地に存在する、がん患者を受けとめる「家」のことです。

コミュニティデザイナーの山崎亮さんが書かれている文章がとても分かり易く、僕が初めての方へ説明させていただく際にはいつも引用させていただいています。ご興味のある方は是非リンク先をご一読ください。

イギリスのマギーズセンターは、地域住民や企業の寄付によって建設・運営されており、訪問者は無料で施設を利用できます。日本とは文化が違うのでそれほどの寄付を募ることは難しいかも知れませんが、同じ精神を持った施設を金沢につくりたいと集まったメンバーでこの度のシンポジウムを企画しています。

僕自身も、身近な存在の人ががんにかかったことで、このような施設の必要性を強く感じるようになりました。現代日本において、治療にあたった方も含めると、2人に1人はがんに関わっていると言われています(よくある表現は、3人に1人ががんで亡くなっている。ですね)。決して人ごとではないというのが本当のところです。とは言え、当事者にならないと真剣に考えることが出来ないのも理解できます。

でも、自分が元気な時にこそ、このような施設の実現に向けて動き出さなければ意味がないのではないかと考えさせられてしまうのです。

客観的に見ればあまりにも壮大な話で、実現可能性を考えてしまったら何も動けなくなってしまいますが、それでも出来ることから始めないと、何も実現できる訳がないと自分を言い聞かせています。

僕は今年から活動に参加させていただき、何年も活動されている方々から勉強させていただきながらお手伝いをしています。今後は今回のような周知イベントの開催を重ね、同意をいただけるサポーターの方を一人でも多く増やしていく努力をすることが必要になると考えています。
8月18日のシンポジウムはその決起集会のようなものですが、一人でも多くの方にご参加頂けることを祈っています。


参考URL)
マギーズセンター公式ウェブサイト
studio-L 山崎亮さんの文章(鹿島建設/鹿島ダイジェストより)

※上記文章は自分のfacebookページより転載しました https://www.facebook.com/ysmrtshr



  

「がんとむきあう会」とは?

県民公開講座「いのちと空間~金沢らしいマギーの実現に向けて~」の主催者は「がんとむきあう会」。
「がんとむきあう会」とは? どんな会? どんな人たちなのでしょうか?


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いのちと空間 ~金沢らしいマギーの実現にむけて~
ー 病人ではなく、一人の人間に戻れる、死の恐怖の中にあっても生きる喜びを感じられる、
  小さな家庭的な安息所がほしい ー

イギリスの「マギーズセンター」は、乳がん患者であったマギー・ケズウィック・ジェンクスの思いを基に設立されました。私たちは、石川・金沢にもイギリスのマギーズセンターのような施設がほしいと集まりました。

「マギーズセンター」は、がん患者やその家族が安心感を感じられる小さな家庭的な安息所のような場所です。公園のように自然とひとが集まり、一緒にごはんをつくって食事をしたり、必要な時には医学的に専門的な知識を得ることもできます。

しかし、イギリスとは文化も生活も大きく異なる金沢の地に、そのまま「マギーズセンター」を持ち込んでも上手く機能するかどうか、疑問を感じていることも事実です。
「マギーズセンター」の思想を持ちながら、金沢らしさを取りこんでいくことができないだろうか。答えはひとつではないと思います。3年前の活動の発足時から常に試行錯誤が続いています。
さまざまな立場のひととの対話を重ねながら、一歩一歩確実に前に進んでいきたいと思います。

金沢らしいマギーの実現にむけて。



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がんとむきあう会

発起人代表 綿谷 修一(綿谷歯科医院)
〒921-8151 金沢市窪 7 丁目 269 番地
電話:076-242-0648
FAX:076-242-0647
E-mail:gmkk2013@gmail.com

発起人:
綿谷修一(綿谷歯科医院)
西村元一(金沢赤十字病院)
正源寺美穂(金沢大学医薬保健研究域)
榊原千秋(金沢大学医薬保健研究域)
湯野智香子(小松市民病院)
崎川万樹子(子育て支援団体ほっとたいむ)
小石川均(がん哲学外来を考える会)
米森直子(がん患者会クロスピンク)
吉村寿博(吉村寿博建築設計事務所)




参考URL)
がんとむきあう会。の説明文



  

県民公開講座「いのちと空間~金沢らしいマギーの実現に向けて~」_130818

県民公開講座「いのちと空間~金沢らしいマギーの実現に向けて~」
日時:2013年8月18日(日)
   開場13:00 開演13:30 終演16:10
場所:金沢21世紀美術館 シアター21
   入場無料 定員150名

◆マギーズセンターの紹介
 牧野智恵 氏(石川県立看護大学)
◆シンポジウム ーいのちと空間ー
「患者体験から考えるいのち」 岸本葉子 氏(エッセイスト)
「みんなの家」 妹島和世 氏(SANAA 妹島和世建築設計事務所)
「金沢における3つの建築と景観への想い」 山出保 氏(前金沢市長)

お申込み(申込締切:8月6日)※8/6以降も受け付けております。
FAX(076-242-0647)またはMAIL(gmkk2013@gmail.com)まで、
氏名・職種・TEL・メールアドレスをご記入のうえ送信願います。

主催:がんとむきあう会 http://gmk2013.exblog.jp/
※このシンポジウムは平成25年度石川県高度専門医療人材養成支援事業の一環で行います

8月18日(日)金沢21世紀美術館・シアター21において、「がんとむきあう会」主催によるシンポジウムが開催されます。テーマは「いのちと空間~金沢らしいマギーの実現に向けて~」 です。エッセイストの岸本葉子さん(がん患者の立場から)、建築家の妹島和世さん、前金沢市長の山出保さんにお越しいただきお話を伺った後、全体まとめの時間をとって議論を行なう予定になっています。

イギリスのマギーズセンターは、がん患者を受けとめる「家」。
がん患者やその家族・友人らが利用できる施設で、治療を行なう施設ではなく「こころのケア」が中心となります。専門スタッフは滞在しますが、制服ではなく普段着で訪問者を出迎えます。受付もありません。施設の中には大きなキッチンとダイニングがあり、一緒にごはんを作って食事をしたり、他の来館者と一緒にお茶をして話をすることができます。時には一人で泣ける場所もあるそうです。
参考)マギーズセンターウェブサイト: http://www.maggiescentres.org/

コミュニティデザイナーの山崎亮さんが書かれている文章がとても分かり易く、僕が初めての方へ説明させていただく際にはいつも引用させていただいています。是非リンク先をご一読ください。
参考)http://www.kajima.co.jp/news/digest/jul_2011/safesave/index-j.html

イギリスのマギーズセンターは、地域住民や企業の寄付によって建設・運営されており、訪問者は無料で施設を利用できます。日本とは文化が違うのでそれほどの寄付を募ることは難しいかも知れませんが、同じ精神を持った施設を金沢につくりたいと集まったメンバーでこの度のシンポジウムを企画しています。

イギリスで設計にあたった建築家は、レム・コールハース、フランク・ゲーリー、ザハ・ハディドらの著名建築家が無償で設計を行なっており、マギーのコンセプトの中には建築とランドスケープが一体となった癒しの空間が必要だと組み込まれています。建築やランドスケープに関しても上質のものを目指しているということで、JIA石川地域会にシンポジウムの後援を依頼させていただき、快く後援を許諾していただきました。

本来的には医療関係者とか、建築関係者とか、垣根の必要ない部類の話題かと思いますが、建築関係者の中からも、このような動きに興味を持っていただける人が増えるととても嬉しいです。是非ご参加ください。


参考URL)
がんとむきあう会@オフィシャルブログ
県民公開講座「いのちと空間~金沢らしいマギーの実現に向けて~」facebook イベントページ