富山県にて発行されている「富山情報」6月29日発刊にて、
AnT Cafe 4th のお知らせが「ふぁみりーPRESS」というコーナーに掲載されています。
今回の
AnT Cafe 4th は「インテリアから考えるすまい」が全体に流れるテーマとなっています。
僕は7月3日(日)に、濱田修さん、横山天心さんと一緒に座談会に参加することになっています。
当日のテーマは「壁紙編1」で、まず最初にマナトレーディングさんのセミナーから始まり、
休憩を兼ねて、お隣カフェ・ブリッジさんに移動してcafe time。その後我々3人による座談会となります。
14時から17時までどっぷりインテリアの話に浸かろうという主旨です。
色々な立場の人から話が聞けるので、なかなか楽しい時間になるのではと、
自分もパネラーのひとりではありますが大変楽しみにしています。
ところで、壁紙とかシェードとかとは少し離れるのですが、
先日、AnTメンバーの山田哲也さんが手掛けた作品を見せていただく機会がありました。
玄関ホールの正面の壁だけラーチ合板が貼ってあるのですが、その理由を聞いた時に、
「空間のカタチを見せる為に一面だけ材料を変えた」というような話をしていて、
面白いなと思っていました。(意図が間違っていたらごめんなさい)
これはもしかしたら建築家的な発想なのかな?と。
それに対して、今回のセミナーのことを考えてみると、マナトレーディングの方とか
ハンターダグラスの方はどんな風にコメントするんだろう?と興味が湧きました。
素材とか壁紙を使い分ける「理由」の話です。
僕自身(現時点では)は、まだまだ素材の勉強が不十分(勉強継続中)で、
上手にいろんな素材を使い分けられないということもあるのですが、
割と白い内装になる一番の理由は「素材感に頼らずに、空間のカタチとか繋がり方で
建築を面白くしたいと考えている」ことが影響していると思っています。
素材感を上手く引き出してそつなくつくれば、それなりの建築に見えると思うのですが、
それだけでは建築の設計にはなっていないのではないか、と個人的には思っているのです。
むしろ、素材感が消失しても面白いと思える建築が、本当に面白い、魅力のある建築
ではないかと考えているのです。(素材感が重要ではないと言っている訳ではないですよ)
なので、例えば今回のセミナーでは、
僕が設計した住宅で壁紙を積極的に使うとすれば、どんな提案(考え方)があるか?
ということを逆にマナトレーディングさんに聞いてみたい。もしくは来場者の方に
聞いてみたい気がしています。もちろん濱田さんや横山さんの考え方も聞いてみたいです。
または、この家に家具を置くとしたらどんな家具が合うと思うか?など、
いろいろ聞いてみたい気がしています。そんなことから議論が始まればと。
僕たちのセミナーでは壁紙がテーマになるとすれば、もしかしたらそれは素材の選び方
にも似た話になるかと思います。何か上手く繋げて発展的なセミナーになるといいなと
考えています。
□AnT(アント) : Architects-network, TOYAMA
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