2011年11月21日

Space: 15x3x1.8 -石川県インテリアデザイン協会展(開催概要)

開催期間:2011年11月29日(火)~12月12日(月)
会  場:しいのき迎賓館:ギャラリーA・B


石川県インテリアデザイン協会は、しいのき迎賓館ギャラリーA・Bにおいて
協会員の作品紹介を題材に新しい展示スペースの創出を提案します。

「壁面や展示台に展示された作品を鑑賞する」という従来の枠組みを超え、
展示空間そのものの構成を見直し、会場全体や観覧者を含めた展示空間そのものが
美しいインスタレーションになることを目指しています。

展示物は協会員の作品がベースになりますが、単に完成品を陳列するのではなく、
普段見ることのできない制作過程を含めた展示計画を構想しています。
ギャラリーA・Bの2つのスペースを効果的に関連づけるために、各展示室の展示物は
片方が制作過程を示したり連想させたりする”物”、もう片方がその成果”物”という関係性で
結びつけられ、空間や時間を超えた繋がりを感じさせます。



ギャラリーAには幅3m×長さ15m×高さ1.8mの直方体が浮遊しています。
直方体の下からは光が漏れています。少し上体を屈めて中に入ると、展示空間がいくつかの
スペースに仕切られているのが分かります。各展示スペースを巡ると、さまざまな
プロポーションを持つ展示スペースに適した展示作品が、展示スペース内に浮遊している様を
鑑賞することができます。

ギャラリーBには幅3m×長さ10m×高さ1.8mの直方体が床すれすれに浮遊しています。
こちらは完成品の展示がメインになります。ギャラリーAと同じように展示空間が
いくつかのスペースに仕切られ、各々は展示スペースのプロポーションを生かした展示計画と
なっています。さらに、ギャラリーBでは協会員の経歴や作品をスライドショーにて紹介する
予定となっています。



ギャラリーA・Bの2つのスペースを巡ることで、空間と時間が繋がり、作品が繋がります。
もう一度、もうひとつの展示を見直したくなる衝動に駆られることでしょう。
インテリアを展示空間として捉え直すこと。そして新たな価値を与えること。
本展において、2011年現在の石川県インテリアデザイン協会・協会員の仕事を、広く一般の
方に見て頂きたいと考えています。



「SPACE:3×15×1.8」石川県インテリアデザイン協会展 実行委員会



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