2011年6月30日

AnT Cafe 4th _ 富山情報6月29日発刊号

富山県にて発行されている「富山情報」6月29日発刊にて、
AnT Cafe 4th のお知らせが「ふぁみりーPRESS」というコーナーに掲載されています。

今回の AnT Cafe 4th は「インテリアから考えるすまい」が全体に流れるテーマとなっています。
僕は7月3日(日)に、濱田修さん、横山天心さんと一緒に座談会に参加することになっています。
当日のテーマは「壁紙編1」で、まず最初にマナトレーディングさんのセミナーから始まり、
休憩を兼ねて、お隣カフェ・ブリッジさんに移動してcafe time。その後我々3人による座談会となります。
14時から17時までどっぷりインテリアの話に浸かろうという主旨です。
色々な立場の人から話が聞けるので、なかなか楽しい時間になるのではと、
自分もパネラーのひとりではありますが大変楽しみにしています。

ところで、壁紙とかシェードとかとは少し離れるのですが、
先日、AnTメンバーの山田哲也さんが手掛けた作品を見せていただく機会がありました。
玄関ホールの正面の壁だけラーチ合板が貼ってあるのですが、その理由を聞いた時に、
「空間のカタチを見せる為に一面だけ材料を変えた」というような話をしていて、
面白いなと思っていました。(意図が間違っていたらごめんなさい)
これはもしかしたら建築家的な発想なのかな?と。
それに対して、今回のセミナーのことを考えてみると、マナトレーディングの方とか
ハンターダグラスの方はどんな風にコメントするんだろう?と興味が湧きました。
素材とか壁紙を使い分ける「理由」の話です。

僕自身(現時点では)は、まだまだ素材の勉強が不十分(勉強継続中)で、
上手にいろんな素材を使い分けられないということもあるのですが、
割と白い内装になる一番の理由は「素材感に頼らずに、空間のカタチとか繋がり方で
建築を面白くしたいと考えている」ことが影響していると思っています。
素材感を上手く引き出してそつなくつくれば、それなりの建築に見えると思うのですが、
それだけでは建築の設計にはなっていないのではないか、と個人的には思っているのです。
むしろ、素材感が消失しても面白いと思える建築が、本当に面白い、魅力のある建築
ではないかと考えているのです。(素材感が重要ではないと言っている訳ではないですよ)

なので、例えば今回のセミナーでは、
僕が設計した住宅で壁紙を積極的に使うとすれば、どんな提案(考え方)があるか?
ということを逆にマナトレーディングさんに聞いてみたい。もしくは来場者の方に
聞いてみたい気がしています。もちろん濱田さんや横山さんの考え方も聞いてみたいです。
または、この家に家具を置くとしたらどんな家具が合うと思うか?など、
いろいろ聞いてみたい気がしています。そんなことから議論が始まればと。
僕たちのセミナーでは壁紙がテーマになるとすれば、もしかしたらそれは素材の選び方
にも似た話になるかと思います。何か上手く繋げて発展的なセミナーになるといいなと
考えています。


□AnT(アント) : Architects-network, TOYAMA

2011年6月25日

ROKKO cottage(六甲コテージ)

六甲山の山頂近くに住んでいる親戚の元を訪れた。
ここは、天気がよければ100万ドルの夜景(どうして円じゃないのか?)。

標高が高いので昔は企業の保養所等が多かったのだが、利用率が下がったのかその土地建物の権利を買うことができる。
このお宅も某有名企業の元保養所である。とっても広い建物に、ご夫婦とふたりの息子たちと4人で生活している。
その広い敷地内に開かずの山小屋があった。しかもふたつ。
そもそも母屋のDIYで手一杯(何せ広すぎるのでやってもやっても切りがない)だったのだが、ついに足を踏み入れて
改装することを決心した。1泊〜連泊可能な貸し出しコテージ計画の始まりである。

その設計をなんと僕にお願いしてくれた。とっても有り難いお話。
昔の写真はいずれ載せるが、見た目はかなりぼろぼろ。本当に何とかなるのか?と思ってしまうような。
ふたつの山小屋は両方とも約10坪(約30m2)程の大きさ。
手頃な大きさではあるが、1〜2家族が利用出来るようにしたいという要望があり、やや手狭な印象。
結局ロフトにこどもが寝る計画に落ち着き、方針が大体固まってきた。
施工は六甲山頂付近の仕事をほぼ全て手掛けているアークレホームさん。
高所にて施工するノウハウを持ち合わせている、とっても頼りになる施工会社さんでした。

山小屋はそれぞれ平面サイズが違っていたので、全然違うタイプの部屋にしよう!という話になった。
割と細長いコテージAは、水廻りや寝室を長手方向に直線的に並べ、 天井の高いLDK部分の長さが際立つように
計画した。もうひとつのコテージBはもっと正方形に近い平面形だったので、部屋の中央に入れ子状に水廻りや
寝室を配置し、周囲を巡る回廊と中央上部のロフトが連続する大きな空間構成とした。
家具や備品等が完備されているのがコテージA。コテージBはまだ家具や備品等の準備中である。

骨組みまで解体したら、随分立派な梁が出て来た。これも意外な出来事。
急遽この梁や古材を見せる案に方針転換しました。
外構の整備等まだまだやらなければならないことは多そうですが、是非とも頑張って欲しいと思います。
書きたいことはまだまだたくさんありますが、今日のところはこのあたりまで。
とりあえず写真を載せておくのでまずは見てください。

追記)120806
いよいよ ROKKO cottage が宿泊可能になったそうです。
聞くところによると、こんな猛暑日が続く連日でも気温は20-25度程度だそうで、
本当に過ごしやすそうで羨ましい限りです。。避暑地は六甲山で決まりですね!
ご興味がある方は是非お問い合わせください!

□Rokko Cottages 六甲コテージ の公式ウェブサイト



2011年6月24日

h008: KIK-house 金沢大学 現場見学会。

6月23日午前中、金沢大学の学生20名が大学の授業の一環で御経塚の工事現場を訪れました。
大学4年生の授業で「工法」の勉強になります。今回は木造の事例としての見学ですが、
他にも鉄骨造やRC造(鉄筋コンクリート造)の現場見学もされたそうです。
実は今年から金沢大学の非常勤講師として4年生の設計課題をみることになっています。
見学できるいい物件はありませんか?と聞かれたので、この現場をご紹介しました。
施主さん、施工会社さんにもご快諾いただけたのでよかったです。
貸室にも大勢の人数が入りましたが、天井が高く気積が大きいので、全然窮屈な感じもせず
なかなかよい感じでした。自分で言うのも何ですが、こんなに広い部屋に住めたらいいな、
といつも思ってしまいます。。。完成が本当に楽しみです。
入居者の募集をかけたら直ぐに決まると思います。気になる方は要チェックですよ!



2011年6月16日

AnT Cafe 4th _ 110701-110711「インテリアから考えるすまい」展

富山の建築家と共に活動しているAnT(アント) : Architects-network, TOYAMA のイベントが
7月1日(金)〜11日(月)にかけて開催されます。
「インテリアから考えるすまい」 と題して、インテリアの専門家のセミナーやAnTメンバーの
座談会を通して、さまざまな考え方を学べるよい機会となります。
僕自身、このような形でセミナーを開催するのは初めてなのでとても楽しみにしています。
どうぞお気軽にご参加ください。みなさまのご来場を心よりお待ちしています。

期間:2011年7月1日(金)~7月11日(月)
時間:10:00~19:00(定休:水曜日)
会場:㈱織絵ショールーム「vie etoffe(ヴィ エトフ)」【→WebSite】(富山市北新町2-1-17)【→地図】
問合先:山田哲也建築設計室
電話:076-482-5768
後援:北日本新聞・北日本放送・富山テレビ放送・チューリップテレビ・FMとやま・富山シティエフエム  
協力:マナトレーディング【→WebSite】 ハンターダクラス【→WebSite】

■セミナー01「壁紙編1」
7月3日(日)  濱田修・吉村寿博・横山天心
14:00~15:00 マナトレーディング・セミナー
15:00~15:30 カフェ・ブリッジにてcafe time
15:30~17:00 AnTメンバー座談会
■セミナー02「壁紙編2」
7月4日(月)  水野行偉・熊谷猛・熊谷智子
14:00~15:00 マナトレーディング・セミナー
15:30~16:30 AnTメンバー座談会
■セミナー03「シェード編1」
7月10日(日)  青山善嗣・谷重義行・水野敦
14:00~15:00 ハンターダクラス・セミナー
15:00~15:30 カフェ・ブリッジにてcafe time
15:30~17:00 AnTメンバー座談会
■セミナー04「シェード編2」
7月11日(月)  林芳宏・林千晶・水野行偉・山田哲也
14:00~15:00 ハンターダクラス・セミナー
15:30~16:30 AnTメンバー座談会

2011年6月15日

JIA U-40建築家セミナー2011 AID40@KANAZAWA

JIA U-40建築家セミナー2011「40年間をみつめて40年後の明日(A)と今(I)をデザイン(D)する」
AID40@KANAZAWA  高橋靗一 × U-40
session-1 高橋靗一「文明と文化のはざまで」
session-2 高橋靗一 × 新村利夫 × U-40による「円卓討議形式」
進行     平口泰夫
コメンテーター  倉方俊輔
【日時】2011年7月9日(土)15:00-18:00(開場14時半〜)
【場所】ITビジネスプラザ武蔵 金沢市武蔵町14-31 tel 076-224-6340
【参加費】1000円(震災義援金として)
【申込先】添付資料に記載の連絡先にFAXまたはe-mail event@lighting-daiko.co.jp にて
【お問合】大光電機株式会社/経営戦略室 tel 06-6222-6250
※詳細は添付資料をご覧ください。


第1回 JIA建築文化塾〜再考、金沢まちなか都市計画 !! 〜

金沢のまちなかを再考します。
吉村寿博が所属するJIA北陸支部・石川地域会が都市政策フォーラムを開催します。
JIA政策委員会が企画するイベントです。

今年度1年間で合計5回の都市政策フォーラムを予定しています。
その1回目にあたる今回は、金沢のまちづくりの「これまで」を勉強し、「これから」の
まちづくりをどのように考えていくか 、議論する場に出来ればと考えています。
お誘い合わせのうえ、どうぞお気軽にご参加ください。

■第一部:トークセッション
【日時】2011年6月27日(月)18:15-19:50
【場所】近江町交流プラザ 研修室1
【話者】水野一郎 氏(金沢工業大学教授)
村田秀彦 氏(金沢都市開発株式会社 代表取締役社長)
コ-ディネ-タ- JIA政策委員会 谷重義行 氏
【参加費】無料
■第二部:懇親会
【日時】カフェ・アルコ(第一部終了後 18:15-19:50)
【参加費】3,500円
主催:JIA北陸支部・石川地域会
※詳細は添付資料をご覧ください。


JIA 建築しゃべり場 110625

吉村寿博が所属するJIA北陸支部・石川地域会が「建築しゃべり場」を開催します。
いしかわ建築大賞2010を総括しながら、いしかわ建築大賞についてしゃべる企画です。
二部構成になっており、後半は食事をしながらのしゃべり場となります。
17時から21時まで、どっぷり建築ばなしに浸かりましょう!
詳細は添付書類をご確認ください。



2011年6月1日

IBB 引渡し(石引プロジェクト・ギャラリースペース)

石引プロジェクト
金沢美術工芸大学×石川県インテリアデザイン協会(i-ida)
i-ida の設計担当として参加しました。

建築家Catalogue:建築レビュー 110625

吉村寿博が所属する建築家Catalogueにて、建築レビュー2011を開催します。
今年度は原点に立ち返って、各々の活動を一般の方により身近に感じて頂けるよう作品の話題を
メインに据え、いろいろな議論に展開していければと考えています。
今回は木田智滋・長村峰行・安田均の3人が発表します。

来場者の方との対話の時間もつくりたいと思っていますので、是非ご参加いただき
お気軽にご質問やご意見等いただければ有り難いです。
ご参加をお待ちしています。
※参加費無料:事前申込は必要ありません。開始時間に開場にお越しください。
※いつもと違う会場ですのでご注意ください。

【日 時】2011年6月25日(土)14:00-16:00
【会場】石川四高記念文化交流館(金沢市広坂2-2-5 中央公園となり)


□建築家Catalogueウェブサイト
□建築家Catalogue公式ブログ