2010年3月29日

h005: FKR-house 上棟

かほく市の住宅・現場レポートです。
先日、3/25木に建前が行われました。いわゆる上棟です。残念ながら僕は横浜へ出張していた為
参加出来ませんでしたが、後日現場へ行って、いろいろなことを確認してきました。

寒い日が続いたため、風よけを兼ねて透湿防水シートが張られています。
現場をお任せしている棟梁は、過去に羽咋のイタリアンレストラン・アリエッタ、
米泉の内科医院改装の時にも大変お世話になった方です。
とても寒がりらしい(笑)ですが、お酒も飲まない、真面目な、お茶目な棟梁さんです。


上の写真は、1階LDKの長手方向の写真です。
奥の面がキッチンの食器棚等のスペースになります。
左側の大きな開口が道路に面しています。
この窓の外側には、外部からの視線を遮るよう外部ルーバーが設置されます。
階高は標準的な3mですが、天井が張られていない状態だと、とても伸びやかで開放感があって
すごく気持ちがいいです。間仕切り壁がまだないため横方向の広がりもあります。


上の写真は2階の写真です。2階は寝室や子供室などの個室郡となっているため
間仕切り壁が比較的多くなってきます。
1階の写真の時にも書きましたが、間仕切り壁が立っていない状態は本当に魅力的です。
この写真では外壁面に透湿防水シートが張られているため、まるで光を透過する外壁材で
仕上げられているように見えます。柔らかな光に満たされつつ、林立する柱や間柱で
ゆるやかに仕切られた空間に、とても魅力的な可能性を感じました。
新しいインスピレーションが湧いてくる瞬間でもあります。


写真に写っているのがこの現場の棟梁さんと木建の現場監督さんです。
大変お世話になっています。

ついに上棟を終え、今後の進行が楽しみになってきました。
また機会をみて現場レポートをアップしたいと思います。
お楽しみに!


 

SANAA:プリツカー賞 受賞!

本日未明、SANAAから一通のe-mailが届いていました。

珍しく妹島さん・西沢さんからのメールで、OBに宛てたものでした。
その内容は「プリツカー受賞」のご報告でした。
受賞されたことは勿論大変嬉しかったのですが、それを我々OBに
いち早く知らせてくれたことに、とても喜びを感じました。

建築に対する真摯な態度に感銘を受けて、事務所の扉をたたいてから
はや15年の月日が流れました。今も昔も、妹島さん・西沢さんの
建築に対する態度は全く変わりません。あれだけの立場にありながら
慢心が無いというのは本当に凄いことです。
本当に本当に、見習うべき点が多いです。

最近、
もっと自分に厳しく!頑張らねば!と思うことが多かったのですが、
その想いにさらにとどめを刺すような出来事でした。

もう少しで新しい年度が始まります。
自分自身の飛躍の年となるよう頑張りたいと思います!


【プリツカー賞】
【「建築界のノーベル賞」に妹島氏と西沢氏、日本人4度目(Reuters)】
【米・プリツカー賞:「建築のノーベル賞」に妹島さん、西沢さん 共同作業に評価(毎日新聞)】
【米プリツカー賞:妹島さん「うれしい」、西沢さん「光栄」(毎日新聞)】
【米プリツカー賞:妹島、西沢氏受賞 建築界のノーベル賞(毎日新聞)】
【妹島、西沢両氏にプリツカー賞=建築界の権威、日本人4度目(時事通信)】
【建築界のノーベル賞 21世紀美も「誇り」(朝日新聞)】
【「建築界のノーベル賞」に妹島氏と西沢氏(日テレNEWS24)】
【建築界のノーベル賞「プリツカー賞」に日本人建築家デュオ(AFPBB News)】