2010年5月16日

h004: MYB-house 外構工事

金沢市高尾台の住宅・現場レポートです。
昨年3月に竣工した住宅の前庭に、たくさんの種類の植物を植える外構工事が行われました。
植物やシンボルツリーの生育を考慮し、今年の春に工事を行う予定で打合せを重ねてきました。
今回外構デザインをお願いしたのは、橋本建築造園設計の中村彩さんです。
中村さんのパートナーの橋本くんとも交流があり、お二人とは親しくさせていただいています。
お客様の奥さまも中村彩さんの仕事をご存知で、ご紹介してすぐに気に入っていただけました。

一時的な駐車に耐えるよう、一部にはかなり分厚いコンクリート平板が敷かれています。
僕からの竣工祝いとなるノルウェーカエデがシンボルツリーとなり、周囲にはたくさんの種類の
下草が植えられます。いろいろな形の植物や小さなお花たちが、いろいろな季節に楽しめるよう
計画されています。僕にはとても真似が出来ないような繊細な計画です。

植物が育つのには3年ほどはかかるそうですが、長い目でじっくりと見守っていきたい
と思っています。それでは作業風景のスナップを。

上の写真ですが、まずは下草の植え方のレクチャー。
旦那さんと奥さんが、中村彩さんの説明を聞いています。

午前中に彩さんが植物の位置を決めてくれました。
Mさん夫妻と一緒に、4人で植物を植えていきます。
もとい、お子さんの咲ちゃんも手伝ってくれたのでした。
好奇心旺盛な年頃なのか、いろんな会話の中で「なんで?」と聞いてきました(笑)。
奥さんは「なんで攻撃が始まった!」と笑っていらっしゃいました(笑)。


一通り植栽が終わった状態です。
シンボルツリーのノルウェーカエデは、、、まだありません。。。
本当は昨日先に植える予定だったのですが、元気の無い樹が届いてしまったようで、
急遽別ルートで元気なノルウェーカエデを手配することになったのです。
後日、改めてノルウェーカエデを植樹することになりますが、下草を避けながらの植樹は
神経を遣いそうです。大変な作業になりますが、よろしくお願いしますね。


紫色のちいさな可愛らしいお花です。
建物際に植わっています。

今回の工事に合わせて、駐車スペースの奥の庭にもオリーブの生垣を計画してもらいました。
植物が入ると、それまで無機質だった住宅が色を帯びてくるようです。
とてもいい雰囲気になりました。


また、和室の下窓から見える部分にも植物を配置しました。
横に広がる青白い葉っぱで、とても爽やかな清涼感を感じられそうです。


下草を植え終わったら、地面の表層に黒い土を撒いていきます。
コテで綺麗に表面をならしたら、最後にお水をたっぷりとやります。
たっぷりとお水を撒くのは今回だけだそうですが、ひとつひとつ締め固めながら
丁寧に水を撒いていきます。

13時半過ぎから始めて、大体6時頃に作業が終了しました。
普段身体を動かすことがないので、明日は身体が痛くなっているような気がします。
心地よい疲労感とともにお家を後にしました。
まだノルウェーカエデが残っていますが、お庭が完成していくのが非常に楽しみです!
みなさん、お疲れさまでした。


【橋本建築造園設計】


 

h006: KSH-house 建物位置確認

田上本町の住宅・現場レポートです。
快晴の天気のもと、いよいよ工事が始まりました。
敷地は金沢市田上本町。朝霧大橋の近く、とても自然豊かな場所です。

この地域は地区計画で敷地境界線から1mセットバックと決められており、
細長い敷地目一杯使って計画した為に、かなりギリギリの建物配置となっています。
地盤調査の結果より検討しベタ基礎にて工事を行いますが、基礎下のレベルに捨てコン
を打設してきちんと墨出しし、セットバック距離を確認することにしました。
建物を建ててからはみ出していた。。ではシャレになりませんのでとても重要な作業です。


測量した座標をもとに敷地図をおこし、建物位置を計画していたのですが、
実際に現場に位置を落とし込んでみると、いろいろな誤差が重なりなかなか図面通りとはいきません。
敷地境界線上にある擁壁が垂直に立っていなかったり、計測ポイントによっても数値は異なってきます。
かなりギリギリの数字となりましたが、無事建物位置を確定することができました。
この作業はお客さんも一緒に立ち会ってもらい、建物位置確認を含め全体の流れを理解していただきました。

最後にお客さんが「あれ何ですかね?」というので振り返ってみると、
敷地境界のすぐ外側に一羽のキジがいました。
我々の様子を見守っていたようです(笑)。
最後に「ケン、ケン」と鳴きながら飛び去っていきました。
近くに公園もあるし、この場所はのどかないい場所ですね。

進行に合わせて、また現場レポートをお届けしたいと思います。
お楽しみに!


 

2010年5月11日

h005: FKR-house 外部足場が外れました

かほく市の住宅・現場レポートです。
先日、建物の外部を覆っていた足場が外れ、住宅の全貌が見られるようになりました。
ほぼイメージ通りの外観です。リビングの大きな窓の手前には、これから目隠しルーバーが設置されます。

今回は外壁材料にガルバリウム鋼板を使用しています。
目地無しスパンドレルという工法で、目地の部分に凹凸が無く、壁面が綺麗に見える工法です。
ガルバリウム鋼板を使用した仕上としては、最もグレードの高い工法のひとつと言えます。
大変腕のいい職人さんに入っていただいたおかげで、とても綺麗に外壁が仕上がりました。

足場が外れる時は、イメージ通りに仕上がっているかいつもドキドキしますが、
とても待ち遠しい日でもあります。
お客さんも大変気に入っていただけたようで大変嬉しいです!


 

2010年5月10日

h005: FKR-house LDK床タイル張り

かほく市の住宅・現場レポートです。
いよいよ1階LDKの床タイル張りが始まりました。
床タイルの下には、加熱温水式の床暖房が入っています。
タイルと床暖房の組み合わせはとても相性がいいです。
夏はヒンヤリ、冬はポカポカ。とても気持ちがいいです。


タイル張りは、まずは右側(階段側)の半分を張り先に乾燥させます。
階段側を先に施工するのは2階への職人さんのルートを確保するためですが、
工程の先を読んで手配しないと効率的に作業が進みません。
この住宅を施工してくれている木建(モッケン)の木下さんは非常に段取り上手で
あっという間に工事が進んでいきます。目が離せなくて少々焦ることもありますが。。。

奥に見えるのはキッチンとレンジフードカバーです。
生活感が露になるのを避けるため、手元が見えないようキッチン自体を
高さ1.2mの間仕切りで囲っています。レンジフードも同じ素材で囲います。
一番奥の面には造り付けの食器棚とカウンター、冷蔵庫が置かれますが、
壁一面の折戸でカバーされて普段は何も見えない状態になります。
この辺りもどんな仕上がりになるのか楽しみな部分です。